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SPUTY 入力データ形式

SPUTYに登録しやすい形のデータフォーマットを示します。 この形式に従ってなくても、入力作業をいたしますが、 作業効率向上のために、このフォーマットに 従っていただけると幸いです。

1.概要

SPUTYのデータは、文献の情報を記載するリファレンスと 実際のデータをいれるデータから成ります。

両ファイルに共通な規則を以下に示します。

# .... コメント行
+ .... 継続行(行の先頭に付ける) 一行は128文字以内とし、それを越える場合、使用します。
! .... データの区切り

データは半角英数字のみを使用してください。空白(ブランク)も全角文字は使用しないでください。 各データ並びは、項目名、カラム名(項目名の略称)、カラム内容(データ)で構成され、 それぞれは、一つ以上の空白またはタブ(TAB)で仕切られます。

2.リファレンスファイル

2.1.サンプル

#
AUTHORS                 AU  GPONLUND,F. MOORE,W.J. 
JOURNAL_NAME            JN  J.CHEM.PHYS. 
VOLUME                  VI  32
PAGE                    IP  1540
YEAR                    DP  1690
#

2.2.各項目解説

データを収録している文献ごとに用意します。 以下の情報が含まれていれば、細かい形式にこだわらなくても かまいません。

AU
著者名。Last Nameを先に書く。複数書く場合は、間をスペースでくぎる。
(例)Issac Newton, Johann Sebastian Bachの場合
Author AU Newton,I. Bach,J.S.
JN
雑誌名の略称。Journal名略称一覧参照。雑誌等に未発表のデータの場合、 PC(Private Communication)と入力する。
VI
雑誌のVolume No.を数字で入力する。
IP
ページ番号、論文のページがp.207〜p.250だったら、 207-250と書く。 (開始ページだけでもよい) もしページがL105とかと書かれている場合 (Letterの場合など)は Lを付けて入力する。
DP
発行年。提出年ではなく雑誌の発行年を書く。

3.データファイル

3.1.サンプル

RECORD_NUMBER           RN    116115
ELEM_INCI_PART          ELI   AR
ATOMIC_NO_INCI          ZI    18
ATOMIC_WEIGHT_INCI      AI    39.948
ELEM_TARG_MAT           ELT   W
ATOMIC_NO_TARG          ZT    74 	
ATOMIC_WEIGHT_TARG      AT    183.850
AUTHORS_YEAR            AUY   WINTERS,HORNE (1974)
REF_NO                  REN   
NO_DATA_POINTS          ND    2	
X_AXIS_DATA             XD    1.500E+02,3.000E+02
Y_AXIS_DATA             YD    1.400E-01,3.900E-01
REFERENCE_ID            RI    
COMMENT	               COM   This line is comment

3.2.各項目解説

RN
レコード番号。適当に決めてかまわないが、番号順になるように入力する。 このデータは、実際に入力される際には別の番号にリナンバリングされる。
ELI
入射粒子の原子名
ZI
入射粒子の原子番号
AI
入射粒子の原子量
ELT
標的粒子の原子名
ZT
標的粒子の原子番号
AT
標的粒子の原子量
AUY
著者と発行年。著者名はLast Nameのみを書く。
REN
リファレンス番号(空白でいい)。
ND
データの数を入力
XD
X軸のデータ、つまり、エネルギー値(単位:eV)を入力する。データとデータの間には 空白を入れない。継続行の場合も2文字目からデータを記入。 データとデータの間は","でくぎる。2000文字以内。
YD
Y軸のデータ、つまり、スパッタリング・イールド値(単位:atoms/ion)を入力する。データの順番はXDと同じにする。
RI
この欄は空白にしておく
COM
コメント文。長い場合は先頭に+記号を入れることで複数行にわけて書くこともできる。

3.3.データ入力の際の注意点

XD,YDの各項目はデータベースシステムの制約上、それぞれ2000文字 しか入力できません。そのため、それよりデータが多い場合は、 データを分けるか、データを間引くかして入力しなければなりません (基本的にはデータを間引くのが望ましい)。

テンプレートファイル

各自コピーして使用してください。各項目に相当するデータ内容がない場合、 その項目に関する行は削除せず、空白のまま残して下さい。

  1. リファレンス
  2. データ