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BACKS 入力データ形式

BACKSに登録しやすい形のデータフォーマットを示します。 この形式に従ってなくても、入力作業をいたしますが、 作業効率向上のために、このフォーマットに 従っていただけると幸いです。

1.概要

BACKSのデータは、文献の情報を記載するリファレンスと 実際のデータをいれるデータから成ります。

両ファイルに共通な規則を以下に示します。

# .... コメント行
+ .... 継続行(行の先頭に付ける) 一行は128文字以内とし、それを越える場合、使用します。
! .... データの区切り

データは半角英数字のみを使用してください。空白(ブランク)も全角文字は使用しないでください。 各データ並びは、項目名、カラム名(項目名の略称)、カラム内容(データ)で構成され、 それぞれは、一つ以上の空白またはタブ(TAB)で仕切られます。

2.リファレンスファイル

2.1.サンプル

#
AUTHORS                 AU  Sidenius,G. Lenskjaer,T. 
JOURNAL_NAME            JN  Nucl. Instrum. Methods 
VOLUME                  VI  132
PAGE                    IP  673
YEAR                    DP  1976
TITLE                   TI  Total backscattering of protons from metal surfaces
#

2.2.各項目解説

データを収録している文献ごとに用意します。 以下の情報が含まれていれば、細かい形式にこだわらなくても かまいません。

AU
著者名。Last Nameを先に書く。複数書く場合は、間をスペースでくぎる。
(例)Issac Newton, Johann Sebastian Bachの場合
Author AU Newton,I. Bach,J.S.
JN
雑誌名の略称。Journal名略称一覧参照。雑誌等に未発表のデータの場合、 PC(Private Communication)と入力する。
VI
雑誌のVolume No.を数字で入力する。
IP
ページ番号、論文のページがp.207〜p.250だったら、 207-250と書く。 (開始ページだけでもよい) もしページがL105とかと書かれている場合 (Letterの場合など)は Lを付けて入力する。
DP
発行年。提出年ではなく雑誌の発行年を書く。

3.データファイル

3.1.サンプル

RECORD_NUMBER           RN    000025
ELEM_INCI_PART          ELI   H
ATOMIC_NO_INCI          ZI    1
ATOMIC_WEIGHT_INCI      AI    1
ELEM_TARG_MAT           ELT   CU
ATOMIC_NO_TARG          ZT    29 	
METHOD                  ME    EXP
NO_DATA_POINTS          ND    6
X_DATA_EO               XD    5.0000E+00,7.5000E+00,1.0000E+01,1.5000E+01,2.0000E+01,3.0000E+01
X_DATA_AG               XA    0.0000E+00,0.0000E+00,0.0000E+00,0.0000E+00,0.0000E+00,0.0000E+00
Y_DATA_RN               YRN   1.4000E-01,1.0500E-01,8.5000E-02,6.4000E-02,5.2000E-02,3.3000E-02
Y_ERROR_RN              ERN   0.0000E+00,0.0000E+00,0.0000E+00,0.0000E+00,0.0000E+00,0.0000E+00
Y_DATA_RE               YRE   3.7600E-02,2.7500E-02,2.0100E-02,1.3300E-02,1.0200E-02,6.0000E-03
Y_ERROR_RE              ERE   0.0000E+00,0.0000E+00,0.0000E+00,0.0000E+00,0.0000E+00,0.0000E+00
Y_DATA_RATIO            YRO   -9.9900E+02,-9.9900E+02,2.2700E-01,1.9900E-01,1.9600E-01,1.9800E-01
Y_ERROR_RATIO           ERO   0.0000E+00,0.0000E+00,0.0000E+00,0.0000E+00,0.0000E+00,0.0000E+00
REFERENCE_ID            RI    
ELEMENTS                EL    H CU
COMMENT	                COM   This line is comment

3.2.各項目解説

RN
レコード番号。適当に決めてかまわないが、番号順になるように入力する。 このデータは、実際に入力される際には別の番号にリナンバリングされる。
ELI
入射粒子の原子名(すべて英大文字で書く。例,ヘリウムの場合、HE)
ZI
入射粒子の原子番号
AI
入射粒子の原子量
ELT
標的粒子の原子名(すべて英大文字で書く)
ZT
標的粒子の原子番号
ME
実験の手法を書く
ND
データの数を入力
XD
入射エネルギー値(単位:eV)を入力する。データとデータの間には 空白を入れない。継続行の場合も2文字目からデータを記入。 データとデータの間は","でくぎる。2000文字以内。
XA
入射角を入力する。単位は Degree。
YRN
粒子数反射係数を入力する。
ERN
粒子数反射係数の誤差値を入力する。
YRE
エネルギー反射係数を入力する。
ERE
エネルギー反射係数の誤差値を入力する。
YRO
Y軸のデータレシオ、すなわち(YRE/YRN)を入力する。
YRE
Y軸のデータレシオの誤差値を入力する。
RI
この項目は空白にしておく。
EL
元素名、入射粒子、標的粒子の順に、スペースで区切って書く。
COM
コメント文。長い場合は先頭に+記号を入れることで複数行にわけて書くこともできる。

3.3.データ入力の際の注意点

XD,XA,YRN,YRE,YROなどの各データ、及びその誤差値の項目は、それぞれ同じデータ順序にしてください。 また、データベースシステムの制約上、 それぞれ2000文字しか入力できません。そのため、それよりデータが多い場合は、 データを分けるか、データを間引くかして入力しなければなりません (基本的にはデータを間引くのが望ましい)。

テンプレートファイル

各自コピーして使用してください。各項目に相当するデータ内容がない場合、 その項目に関する行は削除せず、空白のまま残して下さい。

  1. リファレンス
  2. データ