CHART 入力データ形式

CHARTに登録しやすい形のデータフォーマットを示します。この形式に 従ってなくても、入力作業をいたしますが、作業効率向上のために、 このフォーマットに従っていただけると幸いです。

1. 概要

CHARTのデータは、文献の情報を記載するリファレンスと実際のデータをいれるデータから成ります。両ファイルに共通な規則を以下に示します。

# ....コメント行
+ ....継続行(行の先頭に付ける)一行は128文字以内とし、それを越える場合、使用します。
! ....データの区切り

データは半角英数字のみを使用してください。空白(ブランク)も全角文字は使用しないでください。
各データ並びは、項目名、カラム名(項目名の略称)、カラム内容(データ)で構成され、それぞれは、一つ以上の空白またはタブ(TAB)で仕切られます。

2. リファレンスファイル

2.1 サンプル

Author     AU    Morgan,T.F. Geddes,J. Gilbody,H.B.
JnName     JN    J.Phys.B
Volume     VI    6
Page       IP    2118
DateofPub  DP    1973
Title      TI    Formation of H (2p) and H (2s) atoms in collisions of 2-26keV protons with hydrogen atoms
!

2.2 各項目解説

データを収録している文献ごとに用意します。
以下の情報が含まれていれば、細かい形式にこだわらなくても かまいません。

AU
著者名。Last Nameを先に書く。複数書く場合は、間を"$"でくぎる
(例) Thomas Alva Edison, Bill Gates の場合
Author AU Edison, T.A.$Gates, B.
TI
タイトル。論文のタイトルを書く。上付き文字、下付き文字を できるだけ使用しないことが望ましい。
使う場合は、上付き文字は"^"と"`"で、下付き文字は"\"と"`"で囲む。
JN
雑誌名。 雑誌等に未発表のデータは"Private Communication"と入力する。
VI
雑誌のVolume No.を数字で入力する。
IP
ページ番号、論文のページがp.207〜p.250だったら、 207-250と書く。(開始ページだけでもよい) もしページがL105とかと書かれている場合(Letterの場合など)は Lを付けて入力する。
DP
発行年。提出年ではなく雑誌の発行年を書く。

3. データファイル

3.1 サンプル


RECORD_NUMBER        RN    3358
PROCESS              PR    CT
ELEMENT              EL    B / HE
ELEMENT_A            ELA   B
ATOMIC_NO_A          ZA    5
ATOMIC_MASS_A        AMA   11
INITIAL_CHARGE_NO_A  INA   +3   
INITIAL_EXCITED_A    IEA   1s(2)
FINAL_CHARGE_NO_A    FNA   +3
FINAL_EXCITED_A      FEA   1s(2)2p
ELEMENT_B            ELB   He
ATOMIC_NO_B          ZB    2
ATOMIC_MASS_B        AMB   4
INITIAL_CHARGE_NO_B  INB   0
INITIAL_EXCITED_B    IEB    
FINAL_CHARGE_NO_B    FNB   +1    
FINAL_EXCITED_B      FEB   2p
THEORY_OR_EXPERIMENT TE    T
METHOD               ME    MO
NO_DATA_POINT        ND    11
X_AXIS_DATA          XD    3.4000E+01,6.8000E+01,1.7000E+02,3.4000E+02,
+6.8000E+02,1.0200E+03,1.1900E+03,1.3600E+03,1.7000E+03,3.4100E+03,
+5.1800E+03
Y_AXIS_DATA          YD    3.4700E-16,3.4700E-16,3.5100E-16,3.5900E-16,
+3.5800E-16,3.5900E-16,3.7100E-16,3.7500E-16,3.8300E-16,3.8300E-16,
+3.9400E-16
Y_ERROR_DATA         YE     0.0000E+00,0.0000E+00,0.0000E+00,0.0000E+00,
+0.0000E+00,0.0000E+00,0.0000E+00,0.0000E+00,0.0000E+00,0.0000E+00,
+0.0000E+00
REFERENCE_ID         RI
REFERENCE_ID_H       RIH
REFERENCE_ID_H2      RH2
FIG_NO               FN
FIGURE_TITLE         FGT
COMMENT              COM

3.2各項目解説

RN
レコード番号。適当に決めてかまわないが、番号順になるように入力する。 このデータは、実際に入力される際には別の番号にリナンバリングされる。
PR
プロセス。Charge Transferの場合は"CT"、Ionizationの場合は"ION"と書く。
EL
元素名。入射粒子をAと標的粒子をBとすると、"A / B"のように書く。 例えば、入射粒子がN、標的粒子がHの場合は、"N / H"と書く。
ELA
入射粒子の元素名。
ZA
入射粒子の原子番号
AMA
入射粒子の原子量
INA
入射粒子のInitial charge no.
IEA
入射粒子のInitial excited state。 上付き文字、下付き文字の部分はカッコ"()"でくくる。
FNA
入射粒子のFinal charge no.
FEA
入射粒子のFinal excited state。 上付き文字、下付き文字の部分はカッコ"()"でくくる。
ELB
標的粒子の元素名。
ZB
標的粒子の原子番号
AMB
標的粒子の原子量
INB
標的粒子の Initial charge no.
IEB
標的粒子の Initial excited state。 上付き文字、下付き文字の部分はカッコ"()"でくくる。
FNB
標的粒子のFinal charge no.
FEB
標的粒子のFinal excited state。 上付き文字、下付き文字の部分はカッコ"()"でくくる。
TE
T(理論値)またはE(実験値)を指定
ME
理論、或いは実験の手法
ND
データの数を入力
XD
X軸のデータ、すなわち、エネルギー値を入力する。 単位はeV/amu。
YD
Y軸のデータ、すなわち、断面積を入力する。 単位はcm2
YE
Y軸のエラー誤差値を入力する。 プラスマイナス別に指定することはできません。
(例) Y軸データ
1.56E-17   誤差 +-0.8E-17の場合

YD  1.56E-17
YE  0.8E-17

RI
この項目は空白にしておく
RIH
この項目は空白にしておく
RH2
この項目は空白にしておく
FN
データが掲載されている図の番号
FGT
図のタイトル
COM
コメント

3.3 データ入力の際の注意点

XD,YD,YEの各項目はデータベースシステムの制約上、それぞれ2000 文字しか入力できません。そのため、それよりデータが多い場合は、データを分けるか、データ を間引くかして入力しなければなりません(基本的にはデータを間引くのが望ましい)。

4.テンプレートファイル

各自、コピーして使用してください。 各項目に相当するデータ内容がない場合、その項目に関する行は 削除せず、データを空白のまま残してください。

  1. リファレンス
  2. データ